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極低酸素分圧制御技術

極低酸素分圧状態とは?

10-30 atmの酸素分圧とは、1030個の気体分子のなかに1個の酸素分子しか存在しない状態。一辺が33 mの立方体中に、たった1個の酸素分子しか存在しない状態に相当します。

極低酸素分圧状態とは?

酸素を除去する原理

これまでガスから酸素を除去するためには、吸着式のガス精製機を使用するのが一般的であり、1ppb(10-9atm)程度の酸素が残留していました。
しかし、当社の極低酸素状態を生み出す技術は、酸素イオンを透過する固体電解質である酸化ジルコニウム(ジルコニア)を使って酸素を除去します。そのため、精製後の酸素を10-30atmまで低下させることができ、従来の方法よりも強力な還元が期待できます。

酸素を除去する原理

極低酸素分圧制御装置「ULOCE-500」

他に類のない極低酸素分圧制御技術は、当社製品「ULOCE-500」でご利用いただけます。「ULOCE-500」を用いることで不活性ガス(窒素、アルゴン、ヘリウムなど)に残留する酸素を極限まで除去することができます。得られたガスの酸素量は、酸素分圧(気体においては酸素濃度とほぼ同義)にて10-30 atmに達します。酸素の量が極度に少ないことにより、本来は不活性であるガスが酸化抑止又は還元機能を発揮することができます。

より詳しい「ULOCE-500」の情報について

「ULOCE-500」のより詳細な酸素除去原理、スペックおよび検証事例については以下のpdfよりご確認いただけます。

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