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超短パルスレーザー加工技術

超短パルスレーザーとは?

ミリ(mili)が1000分の1、マイクロ(micro)が100万分の1を表すように、フェムト(femto)は1000兆分の1を表す単位の接頭語です。レーザーパルスの持続時間を数兆~数百兆分の1秒にまで短パルス化したレーザーが超短パルスレーザーです。大気中の光は1秒間に地球を7周半回る速さで伝播しますから、例えば、パルス幅が100フェムト秒のレーザーなら、わずか30ミクロンという空間領域に光エネルギーが閉じ込められていることになります。

超短パルスレーザーとは?

1000兆分の1秒が実現する摩擦低減革命

キヤノンマシナリーでは、超短パルスレーザーを用いた材料部品への加工技術を開発しました。超短パルスレーザーを用いた当社の技術では材料部品に多彩な表面機能を付与することができます。
例えば、自動車や機械システムでは消費する摩擦エネルギーを低減させ、最適な摺動面改質により、流体潤滑膜の負荷能力や潤滑剤の保持能力を向上させ劇的に摩擦摩耗特性を改善できます。
さらに、薄膜の密着性や微小物体の凝着力・細胞感受性など、様々な場所で当社の超短パルスレーザー技術が活躍しています。

世界初のレーザー加工装置『Surfbeat R』

超短パルスレーザー技術による表面加工技術を当社製品「Surfbeat R」でご利用いただけます。この「Surfbeat R」はサンプル評価や小ロット生産に最適化した世界初のレーザー加工機です。
「Surfbeat R」の特徴は、寸法精度や材料物性を劣化させず、非接触で任意の領域を機能表面化できることです。また、加工の際に必要となる特殊環境の設定も不要です。さらに、様々な拡張機能を「Surfbeat R」に搭載することもできます。

より詳しい「超短パルスレーザー」と「Surfbeat R」の情報について

「超短パルスレーザー」と「Surfbeat R」のより詳しい情報については以下のpdfよりご確認いただけます。

お問い合わせ

「Surfbeat R」は本社にデモ機を設置しておりますので常時デモ加工や見学が可能です。
ご興味ありましたら、お気軽にお問い合わせください。